まずは前作のストーリーと今作のあらすじを確認します。
だいぶ曖昧だけど……
ストーリーのバックボーン:
INJUSTICEアース(ゲームの世界)ジョーカーがスーパーマンに薬品を使い、恋人であるロイス・レーンを殺させる。
激昂したスーパーマンは、バットマンによる取り調べを受けていたジョーカーを強襲、殺害。「超えてはいけない一線」を超えてしまう。
その後、これまでのヒーロー活動では世界を救うことはできないと考えたスーパーマンは恐怖で世界を支配することにする。ワンダーウーマン、サイボーグなど同調するヒーロー現れ、反対派を洗脳するなど支配を盤石化する。
一方それを良しとしないバットマンは、スーパーマンに隠れながら自警団を組織し、スーパーマンへの抵抗とそれとは関係なく悪事を働くヴィランとの戦いを続けている。
INJUSTICE1のストーリー概要:
いわゆる正史世界(具体的にどのアースかはたぶん不明)にて、いつもの流れでジョーカーがしかけた核爆弾による虐殺を防ぐために奮闘するバットマン。ついにジョーカーと対峙した際、ジョーカーが核爆弾のスイッチを押した瞬間に時空の歪みが発生し、二人はINJUSTICE世界にワープしてしまう。
正史世界のバットマンはINJ世界のバットマンとの邂逅を経て、スーパーマンを止めるための手伝いをすることになり、一方ジョーカーはギャング組織とハーレー・クインに見つかり「奇跡的な復活だ!」とギャングのボスに祭り上げられる。ちなみにその際INJ世界のバットマンが対スーパーマン用に開発した強化血清(をギャングが盗んだもの)を投与したためスーパーマンや他の超人とも戦えるというゲーム上の理由付けがされている。
結末
色々あったんだけど最終的に、バットマンを探しに正史世界からやってきたスーパーマン(正義)がINJスーパーマンを下し、正史世界の住人はジョーカーを連れて帰っていく。
スーパーマンはその能力を弱める赤い光のもとで24時間監視されることになるが、改心することはなく……。
INJUSTICE2のストーリー
スーパーマン(本名カル)が地球に送られたのはブレイアニックによる侵略のせいで、その際スーパーガール(カーラ)も守護者として一緒にいる予定だったが、宇宙船がデブリに衝突したりして離れ離れになってしまっていたことが明らかになる。
ブレイアニックが地球に最後のクリプトン人(カル)がいることを突き止め、地球へ侵攻を始める。一方で生き別れたカルを探しに地球にたどり着いたカーラはINJ1の出来事を知らないため、バットマンたちに不当に監禁されていると考え、カルを助け出そうとバットマン勢力と争う。
一方ブレイアニックの強大な力に対抗するため、にバットマンは苦渋の選択としてスーパーマンを開放し共闘を選択する。
スーパーマンやほかのヒーローたちとの協力もありブレイアニックを倒すことに成功したが、スーパーマンが自分からおとなしく拘束されるはずもなかった。
ここでバットマン側とスーパーマン側を選ぶマルチエンディング。
バットマン側ではスーパーガールとともにスーパーマンを下し、今度は能力を弱める手枷をつけて異次元に収監することに。
スーパーマン側ではバットマンを下し、自分が入っていた牢獄にスーパーガールを軟禁。スーパーガールはいとこでもあるし同族でもあるので、できればスーパーマンの理想を理解してほしいと説得する。拒否するスーパーガールに「新しい仲間」として紹介されたバットマンは、スーパーマンに洗脳されていた………
キャラ説明
一部英語のニュアンスが理解できてないかも知れないです。また、全てINJ世界のもの。
スーパーマン側
スーパーマン:恐怖政治を敷く世界最強のヴィラン。今は檻の中で機を伺う。
サイボーグ:スーパーマンとともに捕まり、収監されている。
ロビン:この世界でのバットマン(ブルース・ウェイン)の息子、ダミアン・ウェイン。リーグ・オブ・アサシンズ仕込みの刀を使う。もともと悪人は殺すべきという考えを持っており、以前バットマンがスーパーマンを追い詰めた際に寝返る。現在は上記二名とともに収監。
ワンダーウーマン:スーパーマンを愛しており、ブラックアダムとともに開放のチャンスを待っている。
ブラックアダム:もともとヴィランだがほぼヒーローとしての行動が多い(シャザムがいなくなってポジションを継承した?)ワンダーウーマンをカルナクに匿っている。
スーパーガール:スーパーマンの従姉妹で生まれは上だが冷凍睡眠をしていた時期があるため肉体年齢はスーパーマンより若い。強い正義の心を持つが、スーパーマンが不当に捕らえられてると思い、ワンダーウーマンに与する。
バットマン:スーパーマンを捕まえたあと、世界を監視する「ブラザー・オブ・アイ」を使い世界の平和を守っている。今回はアルフレッドはでてこないっぽい。
ハーレー・クイン:ジョーカーがスーパーマンに殺されたあとは自身をある程度取り戻し、現在はバットマンのエージェントとして活動中。「元ヴィランで人も殺してるが今はヒーロー」というアンチスーパーマン的なポジション。
フラッシュ:今回は影が薄い。
グリーンランタン:前作ではスーパーマン側で冷酷に秩序を守るみたいな感じだったが、今では改心してバットマン側につく。前作ではシネストロに黄色くな〜れと言われてたが、今回は赤くな〜れと言われ続ける。信号か。
グリーンアロー:前作の自警団時代からバットマンと活動していた。その割にあんまり活躍の場がない。
ブルービートルとファイアストーム:若手チーム。若くないのもいるけど。
アクアマン:厳密に言えば第三勢力。アトランティス守るので忙しい。
ブレイアニック側
ブレイアニック:触手マニア。
ゴリラグロッド:よく考えたらこいつぐらいしかちゃんとヴィランしてない。ブレイアニックの部下としてヴィランチーム「ザ・ソサエティ」を結成。
スケアクロウ、デッドショット、キャプテン・コールド、ポイズン・アイヴィー、キャットウーマン、ベイン、チーター:ソサエティのメンバー。もう一人ぐらいいた気がする。キャットウーマンは最終的にヒーロー側に寝返る。デッドショットが「頭にマイクロチップが埋め込まれてて裏切ったら殺される」と言っていたので、進んで部下になっているわけではない模様。
リバースフラッシュ:ストーリーに関係なくフラッシュを襲いに来たと思ってたけど違うのかな。
ドクターフェイト:ブレイアニックこそが秩序のような気がするということで突然現れては襲ってくる。FF5のギルガメッシュ的な存在。
その他
ゲーム上ほしいけどストーリーにでなくても良かったのでは?的な人たち。無理やりストーリーにでてくる。DLCキャラは完全にストーリー関係ないのて割愛。
ジョーカー:死んでるからストーリーに関わらない。めっちゃビジュアル違うし初回特典DLCでもよかったのでは。
スワンプシング:たまたま沼にいたせいで巻き込まれる。
ストーリー感想
前作は正史世界のバットマンをストーリーの中心にして、自分の世界とINJ世界の違いに驚いたりこちらのバットマンと協力して戦略を練ったりという展開だったけど、今回は全てINJUSTICE世界内での話。正直他の世界の正義のスーパーマンに助けを求めればよかったのでは?とも思うけど、前回のアクシデントでできる限り自分の世界のことは自分たちでなんとかする方針なのでしょう。
というか、今作はメニュー関係のUIから「他の世界を含めた脅威をバットマンが見張っている」という設定なのでなるべく関わらないようにしてるみたい。
ようやくネタバレ感想
めっちゃ説明が長くなったけどようやく感想をぶちまけるぞ!
スーパーマンクズすぎてヤバい。マジで吐き気をもよおす邪悪って感じでスーパーマン側エンディングはマジで胸糞悪かったわ…
スーパーガールの「あなたは誇り高いゾー・エルの息子なのではないの?ゾッド将軍のようになりたいの?」「あの時父がゾッド将軍のようになっていれば、クリプトンは滅びなかった」みたいなやり取りのマジでどうしようもねえヤツになっちまった感がすごかった。
そしてそのスーパーマンを盲信するワンダーウーマンもマジでひどい。てか、スーパーマンはまだきっかけとか丁寧に書かれてるけど、ワンダーウーマンはスーパーマンの思想を全く疑わないのなんでなの?って違和感が強い。
ストーリーではバットマンのスーパーマンとよりを戻したいムーブが過剰で、どうにかして昔のようになってほしいと願っている感じが凄く良かった。スーパーマンとお互いにあの頃は良かったみたいな話するのもめっちゃよかった。
バットマンって病的な正義感と目的に対する自身への冷酷さがでてるけど、その実感情がすごく強くて仲間思いだしいいやつじゃないですか。
作戦会議のテーブルが元ジャスティスリーグのエンブレムにカバーを書けたやつで、唯一それに気づいたスーパーマンが二人きりの時に「なぜまだこれを持っているんだ」と聞くと「ああ、、こんなところにあったのか。忘れていたよ」と答えるバットマン萌えすぎません?
スーパーマンにとどめを刺される瞬間まで、スーパーマンが考え直すことを望み続けるのめっちゃよくないですか?
今回ジョーカーがすでに死んでるのでバットマンのクレイジーさを引き立てるシーンはそんなにないんだけど、その分スープスへの愛情がマックスでよいです。
あとハーレーが短いスパンで死にかけすぎ。笑うわ。
ビクターザズーもアーカムシリーズに続いてただの出落ちでダミアンに殺されちゃってかわいそう!笑。
うわーめっちゃ、前段の説明長かったのに感想が少ない!