GWのPSNセールでつい買ってしまいました、バットマン:アーカムシリーズのリメイク。
このシリーズは全てプレイしていて、今のアメコミ好きの原因の一つとして俺の人生に多くの影響を与えたシリーズ。
改めてプレイしてみて、システムは続編を知っているので若干引っかかるところはあるんだけど、ストーリーとグラフィックと、プレイフィールががっちり噛み合っていてとても没入感のあるゲームとなっている。
みんなにもこの感覚を味わってほしいのでブログを書くことにしました。
良いとこ1 バットマンが無敵
ゲーム内のキャラ紹介のバットマンの項がこちら。
人間とは思えないチート能力(特に体力、執念と集中力)が並んでるが、実際にこのチートっぷりをゲーム中でたっぷりと味わうことができる。
後ろから殴りかかる敵にカウンターを決める程度は当たり前で、バッタラン(コウモリ型の手裏剣みたいなやつ)を狙い通り当てたり、タバコを目で見ただけでコンピューターに接続し成分を分析、AR的に視界に残滓を表示させたり、心技体全てが最高レベルの探偵であるバットマンを十分堪能できる。難易度が高いところもあるが、それがかえってバットマンの強さを表現する要素の一つになっていると思う。
良いとこ2 バットマンの弱さ
バットマンは一方で人間的な弱さも持っています。
そもそも両親を強盗に殺されたことが大きなトラウマとなってバットマンを生み出しているし、けして人を殺さないという誓いのために何度も犯罪者が脱獄して罪なき人が死んでいくというジレンマにも向き合っています。
そんなバットマンの弱さの部分も展開の中で明らかになっていき、感情移入の度合いをより強めます。
(と言ってもこのゲームではそこまで弱さは描かれないかな。)
良いとこ3 多彩なヴィランの皆さん
バットマン自身がそうであるように、バットマンの宿敵も心に傷を追ったり、強迫観念に囚われていたり、心に闇を抱えている人間が多い。
ストーリー上のラスボスはジョーカーだけど、ゲームのボスキャラポジションとしてたくさんのヴィランが出てくる。
面白いのは、ジョーカーを溺愛するハーレイ・クインを覗いたほとんどのヴィランがジョーカーの思惑とは関係なく行動し、バットマンと敵対するところ。ゴッサムの悪人たちはジョーカーの起こした混乱に乗じて、それぞれの目的で行動する。
だからこそ、どの敵も殴り倒して終わりではなく、ヴィランごとに戦い方、攻略法が全く違う。バットマンの臨機応変な戦略と対応力に気付かされる。
あとこれはこのシリーズの中で特に好きなところなんだけど、ゲームオーバーになるたびに負けた相手からのメッセージが見られるのが良い。
今後もシリーズのお約束として、大物からちょい役まで全てのヴィランがバットマンにセリフを言うようになる。パターンもいくつかあるので、これが楽しみで負けてもストレスが弱い。
良いとこ4 豊富な収集要素
まあ好みが分かれるところではあるんだけども……このゲームでシリーズを通して収集要素を担当するのはゴッサムの一流ヴィランの一人、リドラー。謎掛けに病的に執着し、誰よりも賢いことを証明するために謎を用いた犯罪行為を行いバットマンを挑発するものの、史上最高の探偵であるバットマンにいつも負けてしまうという人気キャラだ。
リドラーによる謎掛けを解くという形でバットマンに関わるキャラクターの情報や、舞台であるアーカム・アサイラム(精神病院)でのヴィランに対するインタビューテープなどが見つかる。
このインタビューテープがまた凝っていて、ゴッサムに巣食うヴィランがどれだけ予測不能で深い闇を抱えているかが端的に表されている。
謎掛けの方は正直バットマンについての知識がないと難しい問題も多いが、ゲームに登場しないヴィランなどの情報も多く含まれるので楽しめる。
改めてプレイしていて面白いゲームだと思うが、この後に俺にとって史上最高のゲームの一つである「アーカム・シティ」が控えている。つまり「アサイラム」は申し訳ないが前座なのだ……もしあなたが「アーカム・アサイラム」をプレイするのなら、これよりもさらに素晴らしいゲームがプレイできることを楽しみにせずにはいられないだろう。
早くプレイしたいなあ。