ながいながぽん

ツイッターにはかけない長さのやつ用

Suicide Squad: Kill The Justice League なんでもあり、だってスースカだもの ネタバレもあり

そもそもタイトルに「Suicide」「Kill」という単語が入っているせいでフルタイトル入れないとちょっと検索しづらいこのゲーム。国内でこのゲームプレイしている人がどれくらいいるかマジでわからないが……自分がアーカムシリーズの大ファンというところを差し引いても、まあ楽しいゲームだったと思うのでメモを書いておこう。

ローカライズも丁寧。ロゴのサブタイトルまでやらんでもよかったとは思うが

たぶん映画(特にハーレイクイン)の人気が出たせいなのかな?スーサイドスクアッドはかなりコメディタッチというか、本筋に関係ない部分はかなりアッサリ人が死んでいったり、それはもう忘れよう別に興味もねえしよみたいな感じで先に進んでいくような雰囲気が強いが、このゲームもおおむねそんなノリで話が進んでいく。冷酷な雰囲気を崩さないアマンダ・ウォラーと、どこかのんきなスクアッド、そして深刻な世界の危機というアンバランスさがおかしみを生み出している。

妙にユルい雰囲気がある

普通に考えたら、デッドショットとかブーメランみたいなヴィランジャスティスリーグなんて倒せるわけがない。というかその気になればスーパーマン一人でホール・オブ・ジャスティスの拠点まるごと宇宙に放逐できるわけだが、そんなことごちゃごちゃ考えちゃダメだ。どうにかなる。というか、どうにかするしかない。

ゴールドクリプトナイトならスーパーマンに対抗できる?ほなテープでコスチュームに貼ったろ!の精神

なおスーパーマンに負けたときのダイアログ。知ってた。

そんなノリで最後まで飽きることなくプレイすることができたのだった。

一方さすがアーカムシリーズのRocksteadyが制作しただけあって、メインストーリー展開のみならずディティールやロアまわりまで、DC要素が非常に細かく作りこまれている。本作のストーリーで一番素晴らしいところは、ちゃんとジャスティスリーグを殺したところ。異星からの侵略者ブレイアニックに洗脳されたジャスティスリーグを全滅させるために、メトロポリスにスクアッドが放たれるというストーリーが後悔されたとき、自分はなんだかんだJLを洗脳から覚まさせる方向にもっていって最終的には共闘みたいな流れになるのかな?と疑っていたが、リーグのメンバーを殺すシーンをちゃんと入れたことは素晴らしいと思う。

過去作(アーカム)で人気を得たバットマンすら殺してしまうところでちょこっと炎上した(らしい)が、バットマンに限らず洗脳されたヒーローたちが思い切りゲスい悪役っぷりを見せてくれるので、別の結末はなかったんだろうなと思わせてくれる。

バットファミリーですら救えなかったバットマンを、今更ヴィランが救えると思うか?

 

とはいえ、オンラインCo-opハクスラゲーということで、発売時の段階ではフィナーレにはたどり着かず、「13の宇宙に13のブレイアニックがいる」ということがわかって次回(追加コンテンツ)へ続く、というのはちょっと冗長だが、まあよいでしょう!

ゲームプレイのメインとなる銃での撃ち合い自体も、エイムアシストがちょうどよく、ストーリーの範囲では敵もあまり強くないので、ハチャメチャ感ありつつ気持ちよく当てて勝てる出来になっていると思います。

ホールオブジャスティスでスクアッドのサポートに入るメンバーも、「アーカム」での死から復活したアイヴィーや、対メタヒューマン用武器商人として暗躍していたペンギンなど癖のあるメンツがそろっていて楽しい。

ミッション報酬はペンギンがバットポッドをお借りして届けてくれる

武器の改造を担当するトイマンはJLオタクの日本人キャラクター。怪しい日本語も話せる。

アーカムシリーズの常連、リドラーさんもしっかり登場

 

ロアについても、別世界から来たことが示唆されているデッドショットや、10月にバットマンが戻ってくる(?)というメッセージを伝えるカレンダーなど、先に期待できる要素が複数ある。

過去のアーカムシリーズのデッドショットは白人だった

発売後1年で4つの追加ストーリーとキャラクターが無料配信予定

発売から二か月たち、最初のシーズンとジョーカーが配信された。4人のキャラが既存のスクアッドに縁があるキャラだとながぽんはにらんでお降り、ジョーカーの次はキャプテン・コールド、ブラックマンタ、デスストロークではないか!?とにらんでいます。毎回同じミッションを頑張らないとキャラが手に入らないのは正直だるいけど、まあまあゲーム自体は面白いので、次の配信も楽しみにしています。