これは紹介じゃなくて感想なのでネタバレ盛り盛りです。感想垂れ流すだけの記事です。構成とかもマジで適当。
この前「続きを読む」ができなかったのでザラザラ書きます
発売当初はバットモービルの比重が大きすぎると感じたこのゲームだけど、ストーリーの規模とマップの広さを考えたらバランスは悪くないなと思う。リドラーの挑戦も面倒だけど、「シティ」の延々リモコンバッタランを投げさせられるやつよりは全然マシだなと。
・良かったこと
話の規模がでかい!
メインストーリーはあるけど、サブミッションのボリュームが大幅アップで「大きな事が起きてる感」がでかい!
ガジェットの種類とフィアー・マルチテイクダウンのおかげでプレデターの攻略に幅とメリハリができた!
リドルの数が大幅に減り、パズルも分量としてはだいぶ減った!
とか、いろいろあるんですが、
「スーパーヴィランの会話量がめちゃくちゃ多い」
のが面白さ的にはやっぱりでかいなと!
ストーリー上、序盤からメインミッション終了までバットマンと「バットマンの脳内に住むジョーカー」と行動を共にするんだけど、ジョーカーが頻繁に話しかけてくるのがストーリーに良いテンポを与えている。大抵はバットマンの正気を揺さぶるジョークだけど、バットマンに死なれるとジョーカーも困るということ、またバットマンの正体を含め知識を共有しているのでヒントめいたことを話してきたり、あらすじを再確認する役割もあるのかも。
仲良さそうなバッツとジョーカーが撮影できるのはアーカム・ナイトだけ! #PS4share pic.twitter.com/EwnfVPVQ9a
— ハゲかけ(ながぽん) (@nagapong) 2018年5月31日
中盤でバットマンの目の前でバーバラ(オラクル)が死んでしまって以降、延々とそれをいじるジョークを言われるのだけど、それが自身の罪の意識にさいなまれるバットマンの感情を非常によく突いていて、バットマンの行動は本当に善行なのか?という問いをプレイヤーに投げかける。
あと単純にジョーカーのセリフ量が多くて、高いところに行くとストーリーに関係ない感想を言ったりするので面白くていろいろ飛び回ってしまいます。
サイドミッションのボスを捕まえたときもジョーカーからの一言コメントがもらえる。
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ボスのヴィランを捕まえてゴッサム警察まで搬送するときもバットマンとヴィランの楽しいおしゃべりがあるんで、世界観を楽しめる。
しかも、上記の通りジョーカーが脳内にいるときはジョーカーのメッセージがもらえるんだけど、ジョーカーがいなくなってから=メインミッションでブルースの正体が公開されてから捕まえると、ジョーカーの代わりにヴィランからバットマン正体に言及した会話があるので、どちらも聞きたいと思うと二周するしかないんだよね……
ボスのヴィランは捕まえるたびに同じ牢屋に入れられるんだけど、
- ある意味まともな感覚を持った悪人のトゥーフェイスとペンギン
- 完全にヤバいやつのピッグ教授とディーコン・ブラックファイア
- 偏執的な犯罪者のリドラーとファイヤーフライ
- ただの悪人のサイモン・スタッグ
- ゲームオリジナルの仲間を思うあまり罪を犯し改心した完全にまともな人間である消防署長
- 職業暗殺者のデスストローク
が同じ牢屋にいるだけでもすげー面白いし、お互いの会話の種類もたくさんあるのでずっと見てられる。
しかも、トゥーフェイスを捕まえてからペンギンを捕まえたら専用っぽい台詞があるので、もしかしたら何個か組み合わせがあるのかも知れない……
あともちろんアクションもかっこいいよ!
カッコいいやーつ。 #PS4sharehttps://t.co/KHshJKmBmk pic.twitter.com/GW871ulv8A
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今回は二人で戦うシーンがストーリーでも何度かあるので、かっこいいアクションも堪能できます。ハーレイのコスチュームもエロい。
モブの会話も相当なボリュームが有り、
が好きなことをしゃべるのでゴッサムを移動中も飽きません。
個人的に好きなのは
チンピラ「わかったよ。行くけど一晩中は無理だ。明日は俺が子供の面倒をみる日なんだ」
チンピラ「バットマンの戦車モービルめ、ミサイルをそこらじゅうに撃ちやがって。キレたゴリラのパンチか!」
チンピラ「お前ら、これがなにか心理実験だと思ったことってないか?俺たちはただのコマでさ……ないか。いや、俺もだ」
チンピラ「こんなこと言うのも何だが、暴動にも飽きてきたな」
チンピラ「スケアクロウも冗談くらい言えよな」
あたりは最高に頭悪い感じがして、バットマンもなんでそんな会話拾ってんだってちょっと笑ってしまう。ていうかこいつら誰もいない街で一晩中スプレーで落書きしたり発煙筒を投げたり、何が楽しいんだ……!笑
あと地味だけど伏線と言うか、過去作に言及したセリフは多いのでやっぱり「アサイラム」「シティ」と、売り方的には完全に正伝扱いされてないけど「オリジンズ」もプレイしてほしいよね〜〜。警察の証拠品保管庫に過去作のヴィランに関わるアイテムが保管してあるとこにもオリジンズのヴィランの棚あるし、デスストローク関連の会話で言及されてるし。
1 エレクトロキューショナー
初出「オリジンズ」では初回遭遇時にバットマンに殴りかかるもカウンターで一瞬で沈められてしまい、その後も見せ場もないままスマホいじってたところをジョーカーに殺される。ボス格で登場したのにボス戦すらないっていうかわいそうなキャラなんだけど、「ナイト」では字幕で「電気処刑人」と訳され、とうとう固有名詞ですらない感じに。
2 ブラックマスク
言及は「シティ」から。
「シティ」では自分のギャングのシマがアーカム・シティに組み込まれ、出ていくかシティに収監されるかの二択を迫られる。部下はストレンジへの反抗、反乱に沸き立つものの、ブラックマスクはシマを捨てて鳴りを潜めることを判断。リドラーにシティからの逃走経路まで晒し上げられてしまう。てかよく部下ついてきたな。
時系列としてはシティより前の「オリジンズ」では今作のメインヴィランということで発売前から大きく取り上げられるも、実はその正体はジョーカーであり、ブラックマスクはかなり早い段階でジョーカーに拘束されていた。
「ナイト」ではストーリーには関わらず、レッドフードDLCでレッドフードに重機密売現場を押さえられ、強気の姿勢から必死の命乞いをした上で殺されてしまう。
たぶんコミックの「アンダー・ザ・レッドフード」の絡みもあっての話だと思うんだけど、ゲーム的にもめちゃくちゃ弱いし完全に引き立て役になっててかわいそう。笑。
大失敗だ!
3リドラー
「アサイラム」では声の出演のみだが、最終的に隠れ家に警察が踏み込んだだけで取り押さえられる(しかもバットマンに丸聞こえ)という、ゴッサムヴィランとは思えない弱さを晒す。
「シティ」では頑張って400ものトロフィーや謎解きを準備するも、本筋にはほとんど絡むことなく捕らえられる。
「オリジンズ」ではまだリドラーと名乗る前、エドワード・ニグマの初犯なので扱いはだいぶマシ。
「ナイト」ではキャットウーマンを捕まえるという大躍進をするも、出てきた途端にアルフレッドにもため息をつかれ、バットマンに街頭放送でリドルを解いてくれるよう挑発を繰り返し、チンピラにも呆れられてしまう。
その後もリドルを解かれては「ズルをしたな!」「まだ未完成だったのに!」などと負け惜しみを繰り返し、
捕まえて帰ったときのアーロン・キャッシュの「問題です!緑色で ボコボコにされたのは 誰でしょう?」は草を禁じ得ない。
極めつけはキャットウーマンDLCでのコンピュータとの会話で、完全にコメディ役になってしまっている。
- コンピューターになにか言われるたびに丁寧に「どういたしまして(you're welcome)」と言わなくては会話を続けられない
- 「実行(run)」すら理解できないコンピュータに自分で作っといてキレる
- 弁護士に電話する体でアジトのコンピュータに連絡してるため、ちょいちょい後ろにいるキャッシュにごまかしを入れる
- キャットウーマン「ロックが掛かってるわ」リドラー「ざまあみろ!」コンピュータ「音声認識。ロックを解除」リドラー「しまった!」
- 最終的にキャッシュに気絶されられる
扱いのいいヴィランと悪いヴィランの差が相当あって、トゥーフェイスなんかはだいたいいつもかっこいいけどペンギンもDLCで部下に恵まれないことがわかって笑う。
本編追加DLCの「シーズン・オブ・インファミー」はクロック、マッドハッター、リーグオブアサシンズ、フリーズのストーリーを追加するもので、かなり面白いんだけど、その中でもフリーズDLCはすごくよく作られてるのでこちらもおすすめ。