ながいながぽん

ツイッターにはかけない長さのやつ用

DETROIT: BECOME HUMAN体験版感想

体験版ということでネタバレ有りです。

ただし全てのフローチャートは埋めてません。理由はこの記事内にある。

 

全体的にめっちゃいいからこそ、俺には向かないゲームでした

この一言に尽きる。

グラフィックもいいし声優の演技(日本語しか聞いてないけど)もめっちゃいいし、UI

は慣れないと少し戸惑うかも知れないけど自然で全体の雰囲気とかもめっちゃ気を使ってんな〜って感じで良い良い。

★ただしタッチパッド操作は少し動作の連続性に欠けるように思いました。

で、もともとこういうテーマが個人的に好きなのもあって展開もめちゃくちゃ良いんだけど、だからこそダメなんですね。

 

感情移入しすぎる

このゲームはすごく細かい上にそれと気づかれにくい分岐で動的にストーリーが進んでいく、プレイヤーの行動があらゆる結果に影響するというところが特徴なんだけど、それって裏を返すと失敗は完全に自分の行動の責任になるってことなんだよね。

よくあるゲームで、急いでここへ向かうことができなかったとか、戦略が良くなかったとか、もう少しレベルをあげようとか、ゲーム的な理由で失敗するわけじゃなくて、あくまで自分の意識的な行動が結果を作るわけ。しかもゲームオーバーとかじゃない、誰かが死んだり、あとで遺恨を残したりという形で時間は進んでいく。

俺は映画とか読書とかでもそうなんだけど、主人公にめちゃくちゃ感情移入するほうで、その人に(厳密にはその立場に)なりきってしまうので、体験版の冒頭で人質の母親が「助けて下さい!……ちょっと待って、アンドロイド?やめて!本物の人間を使って!!」って言ってくる時点で相当つらい気持ちになってしまいます。(ただし、プレイヤーキャラはアンドロイドなので今の所そういう気持ちにはならないみたいだけど)

挙句の果てに、トレーラーでも流れるシーンで「嘘をついたな、コナー……俺は信じたのに……」とか言われたらもう申し訳無さしかない。誠心誠意を尽くして交渉に臨んだし、そんなことになるなんて……そんな風に言われるなんて思ってもなかったんだよ……

 

そもそもこのゲームのプロジェクトの前身として「KARA」というショートムービーがありまして、詳細は見てもらうとして↓

『Detroit: Become Human』 「KARA」 テクニカルデモ(2013) - YouTube

もともとはBEYOND: TWO SOULSのコレクタブル要素で開放されるボーナスムービーだったので、そちらですでに見てるんだけど、人格を持ったアンドロイドの声が本当に悲痛でいたたまれない気持ちになったから、このテーマでゲームを勧めていくのは辛いだろうなー。

 

ただゲームとしてはすげーおもしろいんだろうなあって感じはある。惜しい。

なのでぜひみんなプレイしてほしい!

まずは体験版から!アンドロイドの喋り方が完全に人間なんだけどどこかアンドロイド感あってよかったです!

 

ただタッチパッド操作はほんとよくないとおもうんだよな……(しつこい)